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東京湾のボート釣りでフグが釣れたら… 悩ましい…


 東京湾や外房のフグ釣りは人気の高い釣り物ですが、東京湾とはいえ、ボート釣りの釣り物に「フグ」はありません。答えは簡単です。ボート店に「フグの調理師免許」を持っている人なんていませんので、毒のある部位だけを捌けないからです。もし、ご自分がその免許をお持ちならOKでしょうけど、釣り師でこの免許をわざわざ取っている方って、会ったことありませんね。一度、外房のフグ船で、自分で釣り上げるなり即捌いている釣り人がいましたが、聞いてみると板前さんで、免許はお持ちだそうです。釣りが終わったらすぐに帰りたいので、その場(船上)で捌くそうです。まあ、船釣りなら船長がその免許を持っていますから、釣ったフグを美味しい「ボウ身」に捌いてくれます。後は食べるだけですね。刺身に鍋に、夏の頃なら東京湾で釣ったフグには白子が! これが美味い! 一発で痛風になりそうな濃厚な味です。外房は夏の間殆どの漁港が禁漁期に入りますから、この白子を楽しめるのは東京湾だけです。

で、フグはカワハギ釣りの外道でけっこう釣れます。そこの船宿がフグ釣り船を出していれば免許を持っている人がいるはずなので、持って帰って頼めば捌いてもらえます。外房ではヒトツテンヤマダイの外道で来ますね。これまた、船長が免許を持っていれば捌いてもらいます。外道とはいえ、嬉しいお土産になります。しかし、ボート釣りでカワハギを狙っている時に来るフグは、ハイ、どうしようもありません。まあ、あまり来ませんけど、釣れる時は釣れるでしょう。たいていは食べられないキタマクラ(スゴイ縁起の悪い名前…)なんかが来ますけど、マフグみたいのも来ることがあります。美味そうですが、リリースしかありません。

ところで、フグの毒にあたって亡くなる方は殆どが「素人料理」で勝手に食べて当たられる方のようです。これって法律違反ですし、何といっても命と引き換えにできるほど美味しいものってありませんので、当たり前のことですが割に合いません。ちなみに、東京湾で釣れるフグで美味しいのはショウサイフグにアカメフグです。このアカメフグ、正確にはヒガンフグ(当たると彼岸に行ってしまうからだそうで…)で、本当のアカメフグは別にいる小型のもののようですが、まあ、同じように目が赤いので習慣的にアカメフグなんて呼んでますね。これはトラフグ並みに美味いといいますが、一日以上置いておかないと身が固いし、旨味も今一です。やはり、ショウサイフグの方が美味いと私は思います。まあ、宝くじ的確率でトラフグが釣れることもありますけど。

で、フグなんですが、これは北海道以南の海にはどこにでもいるポピュラーな魚です。その種類も多く、おそらく交雑種もいるのでは(これは毒の部位が正確に読めない場合もあるかも…)。お馴染みのところではトラフグ、ショウサイフグ、ヒガンフグ、アカメフグ、マフグ、クサフグ、コモンフグ、シマフグ、ゴマフグ、サバフグ、ヨリトフグ、サンサイフグ、ネズミフグ、ハリセンボン等々と、まあ、キリがないのでこれくらいにしますが、毒のある部位が違っていて、間違っても素人が捌いてはいけません。毒が無いと言われているサバフグでも、比較的最近分かった事のようですけど、毒を持ったものがいたとか。素人目にはまず見分けられません。

カワハギ余談ですが、あのカワハギもフグの仲間なのです。フグ目のカワハギ科です。別名「毒のないフグ」ともいわれ、食感が似ていますね。刺身も鍋も美味いですし。極め付きはあの肝! あ、涎が…。フグの肝や内臓は猛毒です。まあ、中にはあの猛毒であるテトロドトキシンを持っていないフグもいるようで、ハコフグがそのようです。私は食べたことありませんが、船のカワハギ釣りで釣った記憶があります。泳いでいるのを見たこともありますけど、きれいな色をしたフグで、観賞用にされる仲間もいるようです。このフグ、名前の通り箱のような形で、フグのくせに硬いボディを持ち、そのまま焼いて、殻のようなボディを器にして素人料理で食べる方がいるようですが、これは危ないことです。ハコフグには別の毒があって、体の表面からそれを分泌しているようです。当たるときは当たります。

キタマクラと、冗長にフグの事を書いてきましたが、決してフグの蘊蓄を語りたかったわけではなく、ボート釣りでフグが釣れることもあるのです。カワハギを狙っている時に。まあ、キタマクラであれば惜しくもなんともないのですけど、ショウサイフグなんかが来たら…。日本で食用が許可されているフグは22種類だそうで、内臓や皮、血液は危ないですけど、その肉の部分は大丈夫のようです。って、言ったって、素人が捌いて食せるものではありません。まだ、ボートのカワハギ釣りではミニサイズのフグしか釣ったことはありませんが、これが涎の垂れるようなサイズのショウサイフグが来たら…。

リリースするときは悩ましいですね。免許を持っている船宿はいくつかありますが、遠い…。近くに、フグ調理師の免許を持った船宿か鮮魚店を見つけて、友達になっておくのも手ですね。って、言っても東京湾ギリギリまで出ていかないとフグは釣れないでしょう。沖に見えるカワハギ船との距離は、かなりあります。あの辺りにはフグも、って、カワハギを釣りに来ているんだろ。けど、フグも美味いのです。が、ボートで立派なフグを釣っても潔くリリースしましょう。惜しいのを堪えて…。

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