「キス&マゴチ」釣行記2012年8月18日~
2012年8月18日(土曜日)
6月2日以来久々のボート釣行です。7月に一度予約を入れましたが、どうにも予報が悪く、前日の夕刻に船長と相談して、釣行を中止しました。まあ、仕事が忙しかったのもありますが、今年は去年以上に天候が不安定で風の強い日が多い。特に、悲しい事に週末が。この日も微妙な天気。ボートの大敵「風」は大したことないのですが、雲の様子がおかしい。

上の写真は朝の5時過ぎ頃、富浦の浜から東京湾口方面の空です。画像ではオレンジ色に見えますが、実際は虹の切れ端のような感じで空の一部分が光っていました。何だかわかりませんが、怪しい空模様です。結論から言うと、ボートは出ましたが、朝から遠雷がなり始め、途中は雨。結構降られました。みなさん、カッパはボート釣りと言えども必ず用意して行きましょう。軽装の方々は殆どが途中で釣りを止めていましたね。ビショビショに濡れて。

しかしこのマゴチ、メゴチ餌に喰ってきたのですが、どうも居食いのようです。引かなかったのですが、竿先の動きに違和感があったので聞き上げると重い。てっきりイカだと思ってユックリ上げたらこのマゴチでした。ヒラメやマダイは居食いをしますが、マゴチのは初めてです。居食いとは、底べったりで餌を喰って、その後そのままで魚がジッとしていることです。当然、竿先にアタリは来ません。あくまでも、妙な違和感です。
途中完璧な潮止まりで釣果は伸びませんでしたが、後半は天気も回復し、何とか1日楽しめました。
■本日の釣果:キス最大18cmで、19匹。ワニゴチ1匹。型の良いメゴチ1匹。35cmのマゴチ1匹。
2012年8月25日(土曜日)
そろそろマゴチのシーズン(照りゴチ)も終わり。今年はまだ満足のいく型を上げていません。大原のヒトツテンヤマダイも魅力。しかし、ここはマゴチにかけようと思いました。が、天気図を見ると台風15号が太平洋からの高気圧と大陸からの高気圧とにはさまれ、南西諸島辺りでジッとしています。しかもメガトン級の大型台風。その近くには14号も控えています。これがボート釣りでなく船釣りならばそれほども気にせず釣行に向かうのですが、ボートは違います。この辺りからでもうねりが東京湾まで届いてきます。2mから2.5mのうねりなら、船は平気。しかし、ボートでは出船の確率がかなり低くなります。天気は明朗無風なれども波高し、です。しかし、マゴチが私を呼んでいる。ここは出船中止覚悟で富浦に向かいました。
湾の状況を見ると微妙。やはりうねりが入ってきています。うねりですから沖に出ればそれほどでもないのですが(船酔いする人にはキツイでしょう)、問題は波打ち際で崩れる波頭。ボートの出船(帰船も)はこの時が一番危険です。波が崩れる時、ボートはまさに木っ端で、簡単にひっくり返ります。下の写真はこの日出船したボート(曳舟状態)ですが、その前に見える白い波がうねりです。一見大したことが無いように見えますが、これを乗り越える時が危ない。もちろん、うねりが一瞬収まる時はあります。しかし、そう都合よく止まってはくれません。出船したボートは全て無事沖に出ましたが、やはり見ていて、うねりを超える時はちょっと怖い…。

結局、この日、富浦で出船したボート店は1店のみ。私の予約していたお店は船長が不出船を決めました。船を出すか出さないかは船長の判断。その上で、乗るか乗らないかは客の判断となります。私、個人的には慎重すぎる船長の方が好ましく思えます。湾とは言え、海ですから安全な所ではありません。翌週をマゴチのラストチャンスと諦め、撤収。安全第一です。
■本日の釣果:当然、無しです。
2012年9月1日
先週の空振りに続いての富浦です。8月は終わりましたが、まだ十分にマゴチは狙えます。今年はまだ1本。しかも小さい。なんとしても満足のいくサイズを取りたい。ということで天気図を見ると「これでボートが出なけりゃ、永遠に出ない」と思えるくらいの好天。館山沖でうねりが1.5m以下。午前の風速は1m。天気は午前中晴れ。だいたいこの程度の条件が揃えばOK。不安要素は太平洋高気圧と大陸の高気圧の間に吹き込んでくる湿った空気。東日本までゲリラ豪雨状態になるかどうか。
結果、ボートは出ましたが、不安的中のゲリラ豪雨。風向きも不安定に変わります。東からの風の筈が西寄りに変わったかと思えば北に…。1日でクルクルと天候が変わります。前々週同様、途中で海面が水しぶきで白くなるような豪雨。カッパを持参していたのは私だけのよう。みな、他のボートの客はずぶ濡れ。しつこいようですが釣りに雨具は必携アイテム。コンビニで売っているような簡易タイプでもいいですから、持っておくことをお勧めします。
で、肝心の釣果の方ですが、これが渋い。マゴチの餌がなかなか釣れません。ヒイラギも来ない状況。海に魚っ気がありません。船下狙いで誘いをかけず粘っていると、やっと小メゴチが来ました。即、マゴチの仕掛け投入です。早い時間帯でアタリが来ましたが、つつくだけで食い込みません。どうも小さなマゴチのようです。餌がうまく食えない様子。一度竿を上げて、もう一度。

型にはイマイチ不満ですが、大物かと思えるような引きには満足。
何と面白い事に、キスが1匹も釣れないのに、マゴチが先にやってきました。マゴチ本命の私としてはOKなのですが、こんなのは初めて。

ちなみに、肉厚のヒイラギが来たら何匹かキープしますが、これ、美味しいですよ。兄弟サイトの「テキトー簡単お魚料理」で紹介していますが、煮つけで頂くと意外と上品な味で、酒の肴にGoodです。お勧め。
写真に写っている調理前のマゴチの横にいるのは本日最大のキス(22cm)と最小のキス(13cm)です。産卵後なのでみなちょっとスマート。
まだマゴチを狙いに行こうかどうしようか迷っています。そんなにゾロゾロと釣れる魚ではないのですが…。
■本日の釣果:キス最大22cmで14匹。41cmのマゴチ一匹。
2012年9月8日
先週に続いての富浦です。どうしても今季のマゴチのサイズに不満が残り、やはりまた行ってしまいました。天気は風もなく絶好のボート釣り日和なのですが、結論から先に言いますと、1日のうちに何度も天気が変わり、3回連続の雨に降られてしまいました。本当に今年は変な天候が続きます。ボート釣りを楽しまれるみなさん、天気が良いと言ってもカッパは持参しましょう。この日もずぶ濡れで早上がりの人が何人かいらっしゃいました。携帯用でもいいので、カッパ一つ持っていれば、楽しい釣りを途中で中断せざるを得ない羽目にならなくてすみますから。

相変わらず放流チャリコが元気です。数週間たったので一回りくらい大きくな

結局、1日チャリコと適当に遊べたのですが、おかげでキスはまた少々渋い結果に。肝心のマゴチは、一度アタリは来たのですが、なかなか引き込まないので焦れて何度か聞き上げているうちに餌を離されてしまいました…。ガックリ…。
これで今季のマゴチ狙いは終わり。後は気温(と水温)が下がってくるのを待って、カワハギ&アジ狙い!ポイントがケーセン(波止)の赤灯台寄りの砂地から、丸根の「高い」側に変わります。
■本日の釣果:キス最大20cmで13匹(数はともかく、ピンギス無しで型は揃いました)。
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■これからボート釣りを始められる方のご参考にでもなれば。

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