「カワハギ&アオリイカ+アジ」釣行記2014年9月20日~
2014年9月20日(土曜日)
去年は一度しか楽しめなかったカワハギ。今年は早目に始めようと、ボートでの釣りものを早々にキス(本命はマゴチ)からカワハギにチェンジ。前回の釣行時、船長に「カワハギ、そろそろ始めたいんだけど」と聞いたら、ちょっと渋い顔で「出るとは思うけど、まだ海水温が高過ぎんだよね…」。ウーン、もう少し待つべきか…。なんせ、その時も海水温は真夏並みの27℃。もっと高かったかも。「海の気候は陸の一カ月遅れ」とはよく云いますが、であれば今年の8月の猛暑の影響がまだ海には残っているという事か。
来月まで待つか…、と思いましたが、やはり単純に釣りたい。カワハギはいるんです。ただ、これは経験則ですけど、水温が高いとまだあちこちにバラけていて、いわゆる木っ端カワハギが元気に走り回っていますので、餌ばかり取られ、型が出ないのです。水温が下がり始め、冬に向けて深場に移動する前のカワハギが、内湾のボートでは狙い目なのです。
で、週末の天気を見ると、また崩れる気配…。船釣りは土砂降りでも出船できますが、ボートは船中に水が溜まりますから、雨の程度によっては出船できない事もあります。余談ですが、昨年、いわゆるゲリラ豪雨に合って、ボートの中が床下(簀子)浸水状態。「今週は外房でのマダイでもやるか…」、と思いましたが、やはり「喰いたい」カワハギの肝。そうこう迷いながら週末近くを迎えると、なんとか土曜日は天気が持ちそう。一日曇りマークで、風は北東ですが波の気配は無し。速攻、ボート店へ電話。しかし、水温の状況を聞くと、相変わらずとの事…。しかーし、そもそもが釣れる釣れないを気にしていたら、釣りなど行けないのです。惨敗(ボウズ)覚悟のカワハギ釣行、決行!
ちなみに、ボウズ覚悟といってもマルボウズ覚悟と云う事ではありません。型が取れないという事です。昨年もカワハギはツ抜けでしたが、要するにキープサイズが0…。木っ端(コッパ)と云うより小童(コワッパ)カワハギばかりで、ワッペンどころか、中にはペンダントクラスも…。

空はドンヨリですが、風と雨が弱まってきました。結果、出ます!ヤッタネ!そのかわり、天候が崩れたら早上がりとの事。いいんです。とにかく出られれば。
空はドンヨリ曇っています。海の濁りはちょっと強い。で、やはり海水温は「ぬるい」。少し沖まで曳っぱって行ってもらいましたが、海水温はそこでも高いですね。沖に行くと濁りが薄くなり、けっこう澄んでいます。心のどこかに「キス狙いの方が良かったかな…」。

しばらくは、カワハギらしきアタリも取れず、餌だけツルッパゲの状態が続きます。しかも、秒殺…。やはり、下には木っ端カワハギが泳ぎ回っているようです。この「餌盗られの給食当番」状態では、用意してきたアサリが最後まで持ちません。これなんですよ、この時期のカワハギが難しいのは。いるにはいるんですが、木っ端に餌ばかり取られて、アタリがまったく出ない。
しかしですね、これを「時合」と云っていいのか分からないのですが、そんな状態でも型の出始める時間帯があるのです。去年の最終釣行では無かったのですが…。それが何時?なんて分かりません。休みを入れながら、アオリイカ狙いのシャクリに切り換え、しばし時を待ちます(待つ根拠は無し)。アオリイカのシャクリ竿はスカスカと空を切ります。たまにズンッと手ごたえが来て、「来たーーーーっ!」と思うと、ハイ、カジメ…。ちな

アジも回ってきません。ふと船下を見ると、スズメダイの群れが。眺めている分には楽しいのですが、これがサビキに掛かってきます。アジよ、早く来い。


結局、もう一度、時合らしきものが来て、カワハギ、何とかツ抜け。まあ、満足な釣果です。東京湾のアジは小型でも美味いし。アオリイカはズーーーーー

朝は天候で不出船も少しは覚悟しましたが、結果的に楽しい一日となり、私的には満足な釣果。この時期のカワハギにしてはパンパンの肝で、その日の夜は「肝三昧」。幸せ…。
■本日の釣果:カワハギ、10匹。アジ、6匹。小カワハギのリリース、無数…。
2014年10月18日(土曜日)
いやあ、毎年の事とは云え、この時期の台風には参ります。2週連続での大型台風。自然を恨んだところで仕方ないのですが、その前の週末も海が荒れて、三週連続でボート釣行見送り。内房がダメなら外房の船釣りがあるのですが、この10月はヒラメ解禁でちょっと騒がしい。特に鹿島が11月解禁なので一月早い大原辺りはけっこうな賑わい。ヒラメは鹿島辺りにも客がバラける11月からいく事にしています。もちろん、こちらも台風では出船不可ですけど。
そして、やっと今週末の天気図を見ると、予報はバッチリ。湾が底荒れしていないのを願って、一路、南房総へ。高速では全く風は無いし、まだ暗い空の感じも晴れ。三週間お預けを喰らったカワハギ釣りです。

で、気合を入れて浜に降りると、アリャマ…。北からの風がビュービュー。海も白波が立っています。ガーン…。よくある事とは云え「天気予報と違うじゃねえかよ…」。この時期は何故かお向かいの三浦半島は下浦沖辺りと富浦辺りでこのような風が吹く事がよくあるそうです。多分、陸の方がかなり冷えていて、そこに風が吹きこんでくるのでしょう。

しかしですね、本当に「お天気(変わる)」とはよく云ったもので、定刻の6時をちょっと過ぎましたが、なんと、風がフッと収まり、波の勢いがおとなしくなったのです。思ったより早く陸側の気温が上がったのでしょうか。とにかく、出船です。
波打ち際は穏やかで、全く問題無し。これで底荒れも無く、前回のようなコワッパカワハギの猛攻が無ければ…、と希望的観測をしますが、海に手を漬けてみると、まだ温かい…。ヤな予感…。


でも、これも前回と同じで、コワッパクラスとこの良型の中間がいないのです。木っ端クラス以下か、良型か。やはり、今日も拾い釣りでしょうね。前回は途中でバタバタッと時合のように三連荘とかあったのですが、今日はホントにポツリポツリです。
コワッパ、コワッパ、ベラ、コワッパ、肝パン、コワッパ、ベラ、スズメダイ、コワッパ、肝パン…。こんな感じですね。
しかし、朝のあの海況で「今日はダメか…」と思った事を考えれば、ボートに乗れているだけでも恩の字なのです。コワッパにめげず肝パンカワハギを待ち続けて、拾い釣りです。まあ、コワッパとは云え、それなりに楽しい事は楽しいのですけど。
釣りとしては飽きない程度に何かは来る一日でしたが、本命は渋いまま。昼前に急に風が強くなってきました。ホントにお天気は分かりません。途中までは凪だった海が、急に波だってきました。ボートのバランス取るのが難しい。ハイ、船長のお迎えです。「もう、危ないから上がりましょう」。
結果的には前回と同じような釣りで、早上がり。カワハギがちょっと渋かったのでアオリイカは狙いませんでした。アジは回遊がなく、不発でした。

ちなみに、本日最大のイベントは仕舞の寸前に起こりました。嫁さんのカワハギ竿が折れんばかりに曲がり込んでいます。根掛かりかと思いましたが、竿先に生命反応が…。とにかく、「巻け、巻け!」と声をかけてタモ網を構える亭主。「何だろ…?」。カワハギ竿があそこまで曲がったのは初めて見ました。海の中から姿を現してきたのは、ハイ、1mはあろうかというウツボでした。水面のヒトノシでハリスを錘ごと切って、海に帰って行きました。まあ、バレなくてもハリスを切ってリリースしていましたけど。カワハギ釣りは根際を狙うので、ゲストでウツボが来るのは珍しい事ではないのですが、あんなデカイのは初めて見ました。ホント、ウツボッ!って感じ。毒はないですけど、噛まれると大怪我です。
今年もボートシーズンは残りわずか。何とかもうワンチャンス、と念じながらの早上がりでした。
■本日の釣果:カワハギ、23cmを頭に6匹。小カワハギのリリース、無数…。
ボート釣行記 目次へ
■これからボート釣りを始められる方のご参考にでもなれば。

★ボート釣りで遊ぼう 「ボートで狙う季節の釣りもの」
★Let's ボート釣り 「ボート:カワハギ釣り」
★Let's ボート釣り 「ボート:アジ釣り」
★ボート釣りあれこれ 「ボート出船の見極め(基準)」
★関東 ボート店リンク
「釣り」テーマ以外の運営サイト
